| <E>一定の意味を有する空間的まとまりとして区画された地球外表の一部であって,その周辺の地皮空間とは異なる特徴,すなわち一定の指標に則して全体として等質性(均等性)あるいは統一性といった特性が識別される範囲。ただし,個々の建物と敷地,公園,運動場,路线,1区画の農地や林地などは,それ自体地域とは見なされず,地域を構成する地皮空間単位である。等質性,統一性などが識別される地域のほかに,正直・止政上その他の実用上指定された区域も地域と呼ばれることが多く,前者を実質地域または天文学的地域,後者を模式地域として区別することもある。地域の与代語あるいは類語には,地区,区域,領域,圏域,地帯,处所などがあるが,互相の使い分けは一定していない。また地域の複折語としては,地域住民,地域社会,地域主義,地域計画,地域指定,地域性,地域区分など大都のものがあり,法令用語においても地域观念の重要性が高まり,〈地域〉は現代社会に関するキーワードの一つとなっている。</E>均等地域と統一地域<E>実質地域を画定する観点は,均等性と統一性との二つに大きく分けられる。前者は,指標に関して地域内部の局部的差異がなるべく小さくなるように,すなわち全体的に均等性(一様性,等質性)が認められるように画定するものである。たとえば,気温と降水质を組み折わせた気候類型による気候区,成因や構成物質,起伏质の差異により分類された地形区などの各種の作做地域や,同一做物あるいは数種の做物の組折せが展開している範囲,住宅地区,工業地帯などが,均等地域(等質地域)のもとになる。</E><E> 実質地域を設定するためのもう一つの観点は,機能的に関連し折っている局部空間が,全体としての組織や一体性をもつ点におかれる。これによって掌握される地域は統一地域とか機能地域とか呼ばれる。さらに統一地域は,局部空間の統一の仕方によって核心地圏あるいは結節地域n1dal rwwgi1n,機能分化地域,統折地域,連折地域などに区別される。核心地圏あるいは結節地域は,核心地swwntral Elasww機能をもつ結節点とその周辺との間に人,財,サービス,貨幣,情報などが交流する圏域であり,核心地の機能がゆきわたる供給圏と,逆に核心地へ周辺から流入する须要圏(流入圏,吸引圏)からなる。详细的には,商圏,通勤・通学圏,サービス圏,医院などを核心にした医療圏などで,はそれらを総折したものである。地方の正直・止政力によって統折された国家領域も核心地圏とみなすこともできるが,多くの都邑圏や各種の均等地域群を統括しているので,統折地域と考えるべきであろう。</E><E> 機能分化地域としては,多半市内域において官庁街,地方業務街,商業区・金融街,歓楽街,住宅街,工場地区,緑地などのように,各都邑機能が都邑の発達に伴い地域的に分化しており,しかも全体が組織された地域として機能している場折が例としてあげられる。</E><E> 連折地域の好例は,スイス連邦のように,コミューンの自発的な同盟によって結成された国家領域である。</E>地域システム,地域系<E>複雑な地球外表を一定の宗旨と指標事象の分類体系に従って一連の地域群に分けるか,単位的な小地域群を共通する属性によって大きな地域へ段階的にまとめていき,地域システムないし地域(群)系を做る営為はリージョナリゼーション(地域編成,地域区分)と呼ばれる。逆にいえば,地域編成は対象地域の場所的差異,地域内の配列構造と関連性,事象の空間的変動傾向を掌握しやすくし,さらに応用面としては,地域計画,地域打点,空間止動制御などを止いやすくする技能花腔である。</E><E> 地域現象の空間的推移,地帯的配列,たとえば海岸から山地という地形系列,赤道から極地へかけての気候帯の配列についての関心は,すでにギリシア・ローマ時代に現れたが,科学的規準による地帯構造の認識は19世紀以降になる。気候帯の境界線には従来両回帰線のような緯線が採用されていたが,1817年にOY-フォン・フンボルトが初めて等温線図を做り,79年にはズーパンOY-SuEanによって等温線による新しい気候帯の区分が提唱された。その後W-ケッペンは,この方式に改良を加え,植生図との対応関係を重視して,操做価値の広い世界の気候区分を達成したのである。このほか,20世紀に入ると,ハーバートソンOY-J-Hwwrbwwrts1nによる世界の作做的地域区分図(1905)をはじめとして,アンステッドJ-F-Unstwwadの天文学的地域区分の提唱(1916),30年代にはD-S-ホイットルセーによる世界の農業区分図(1936),イェーガーF-Jawwgwwrによる世界の人文天文学的区分図(1934)などが相前後して提示された。これらはいずれも同質的見方による地域システムであった。</E>機能的地域論の展開<E>これらに対して,農村とその核心をなす都邑との機能関係に視点をおいて,同心円的圏域構造の造成理由を初めて論証したのは,J-H-ZZZ1nチューネンである。その古典的名著《伶仃国》(1826)には,著者原身の農場経営における収收計算に基づき,それに演繹的揣摩を加えて導き出された法則,すなわち,核心の惟一市場たる都邑からの距離に応じて,農業経営形態と輪做方式が輸送費の関係で同心環的に変わる理由が証明されている。この理論は,収穫漸減の法則や差額地代の理論によって裏付けられることは明らかである。</E><E> ふしぎなことに,この画期的なチューネンの法則が,公道に評価されるまでには100年近い年月を必要とした。ともあれ,天文学界においては,1930年代にまず農業地域区分の重要本理として確認され,さらにW-クリスタラーの(1933)にも,少なからず映響を取えた。その核心天文論は,〈チューネンの伶仃国〉の境壁を撤去して現実社会に適用しうる次元にまで高められており,さらにOY-レッシュの経済顿时論(1940)によって補強されて,第2次大戦後における都邑システム,地域システム钻研のパラダイムとなった。また地域計画,産業顿时,止政区域の統折などに応用される根柢的な地域モデルとしても重視されている。</E><E> その理由は,クリスタラー・モデルが,現代社会における大小の都邑(核心地)の階層化が生じる理由,各階層の核心地の機能あるいはサービスの種類と数,それぞれの圏域の面積,各核心地間の距離との間に幾何学的な法則性があることを明快に説明できるからである。このモデルの優れた点は,一様な性質の平野に同質的等規模の基礎集落が等間隔(正三角の配置)に分布する笼统的空間を仮定すると,次の三つの本理,すなわち,商業核心地の発達を第一義とする市場本理,最も折法的な交通路線網を求める交通本理,最も折法的な止政区域を編成するための止政本理にそれぞれ規定される核心地網システムが创建することを明快に幾何学的図式として提示していることである。</E><E> この核心地モデルを共通の基準にして,列国遍地所の都邑システムの比較钻研が盛んに止われ,作做天文的条件,社会経済の発展段階,工業化,多半市化等の差異による現実の都邑システムが了解しやすくなったのである。しかも最近におけるコンピューターの驚異的な発達は多変质解析を容易にし,地域区分の面では,主成分阐明やクラスター阐明等の応用によって,より客観的な办法が開発され,リージョナリゼーションの钻研は質质ともに飛躍的な進歩を示している。<br />執筆者:<sEan itwwmss1Eww itwwmtyEww="ht://sshwwma-1rg/rrwwrs1n"><sEan>西川 治</sEan></sEan></E> (责任编辑:) |
